オーダージュエリーガイド 誕生石
誕生石の特徴とおすすめの加工
誕生石の種類がどのようにして決まったかは、旧約聖書に深く関係があるといわれています。 「出エジプト記」28章15-30節の中で、イスラエルの祭司長の胸当てに4列で3個づつ、12種類の宝石を金の網細工の中にはめ込んだとありますが、この12種類の石が現在の誕生石の基礎となっていると考えられています。 生まれ月の誕生石を身につけると幸運が訪れるといわれています。 あなたのお守りに誕生石のジュエリーをオーダーメードなさってみてはいかがでしょうか? このページではそれぞれの誕生石の特徴、おすすめの加工などをご紹介しています。 誕生石を使ってオーダーメードしてみたいという方は、ぜひ、ご参考になさってくださいね。
1月( January ) ガーネット Garnet (ロードライト)

硬度:7.5
持ち主に、健康、愛情、忠誠をつくす。 あと一歩のときにパワーを引き出し、努力を成功へ導く。
特徴:
ガーネットにはさまざまな種類があり、色も豊富です。レッド、ダークレッド、紫ピンク、オレンジ、グリーンなどです。 その中で代表的なのは、赤ワインのようなダークレッド色のアルマンダインガーネットと、紫がかったピンク色のロードライトガーネットです。 アルマンダインガーネットの色は、褐色味があるので、暗すぎない明るい赤がよいとされています。 ロードライトガーネットの色は、美しい紫ピンクの色から、ギリシャ語( rhodon )でばらという意味をもっています。 最も高価なガーネットはデマントイドガーネットと呼ばれるエメラルドグリーンのもので、ダイヤモンドよりも光の分散が高く、大変希少価値が高い石で、コレクター垂涎の的となっています。
おすすめの加工:
深い赤色が特徴のアルマンダインガーネットは、イラストのようにイエローゴールドと組み合わせると暖かみのある印象に仕上がりますよ。 ピンク色がかわいらしいロードライトガーネットは、ホワイトゴールドと組み合わせても若々しい印象で素敵ですよ。 サイドにメレダイヤを沿えて華やかさをプラスしてみては?
2月( February ) アメジスト Amethyst

硬度:7
真実の愛を成就。紫の色は、精神的な高貴さを表わし、慈悲や癒しのパワーをもつ。酒酔いを防ぎ、魔よけの効果がある。
特徴:
水晶の中でも紫色、ライラック色、ふじ色の色合いのものをアメジストと呼びます。アメジストは多色性があり、見る角度によって、青または赤みがかった紫色になります。 色は、 赤みがかった濃い紫がよいといわれています。 アメジストは古来より、地位や身分を表すのに使われており、身に付けられる人は限られていました。 ヨーロッパでは、キリスト教の司教が見に着ける石として知られています。
おすすめの加工:
アメジストは比較的硬度が低い石なので、石の形やカットが豊富です。お花や動物の形などさまざまなものがありますので、カットにインパクトのあるものを選んでみても楽しいと思いますよ。イラストは“チェッカーカット” のアメジストです。 地金がホワイトゴールドだと大人っぽく知的に、イエローゴールドだとセクシーで女性的な印象になります。
3月( March ) アクアマリン Aquamarine

硬度:7.5〜8
若さと幸運、富の象徴。船旅の守護石。表現力を高め、水の瑞々しさが心や体に癒しをもたらす。
特徴:
アクアマリンの名前はアクアは水、マリンは海の海水の意味ですが、海の海水のような青色のこの石に実にぴったりの名前です。スカイブルーや濃い青色のものが価値が高いとされていますが、中でもブラジルのサンタマリア鉱山で産出されたものを、 サンタマリアアクアマリンと呼んでおり、この石は大変希少性が高く高価です。 アクアマリンは暗い照明でもキラキラと輝き美しかったため、ヨーロッパでは、古くから夜会服用のジュエリーとされていました。
おすすめの加工:
アクアマリン×ホワイトゴールドは透明感のある水色が引き立って、さわやかな印象に仕上がりますのでお勧めの組み合わせです。アクアマリンは大きいサイズになると高価なので、ボリューム感を出したいときはイラストのように複数の石を組み合わせるといいですよ。グッと高級感が増しますよ。
4月( April ) ダイヤモンド Diamond

硬度:10
永遠の愛、ピュアな愛の象徴。地上最強の硬さを持つ石の性質から、何者にも侵されない不屈の意志、精神性の高さを表す。強いエネルギーで、持ち主を守る。
特徴:
ダイヤモンドは、地球上で一番かたい鉱物で、宝石の中で最も価値の高いものとなっています。ギリシャ語でAmadas(アマダス 征服されざるものの意味)が語源です。 色は、無色透明が一般的ですが、実はカラフルな石で、黄、ピンク、赤、青、緑、などのものがあります。最近ではブラックダイヤを使ったモダンなものや、ピンクダイヤを使ったジュエリーも流行しています。 カラーダイヤの色は、天然の色(ナチュラル)とトリートメント処理をした色(放射線を当てて石の色を変える処理)があります。 トリートメント処理をした石はブラック、ブルー、アイスブルー、グリーン、イエロー、ピンク等があります。 ダイヤモンドは、他のすべての石と異なり、Carat(重さ)、Color(色)、Clarity(透明度)Cut(研磨)の4Cといわれる評価のよって等級付けられます。
おすすめの加工:
ダイヤモンドは特別な石なので、ある程度大きさのあるものだと、婚約指輪に見えてしまいます。お守りとして作りたい(贈りたい)なら サイズの小さいメレダイヤを沢山あしらってみるのもテクニックです。イラストのようにハートや星などモチーフの上にメレダイヤを敷詰めると ゴージャス感も損なわず、可愛らしいジュエリーになります。
5月( May ) エメラルド Emerald

硬度:7.5〜8
希望と幸福の象徴。悩める心に安らぎを与え、愛情を誓う。その緑色から胃腸や目に良く、物事を見通し富を得るといわれる安産のお守りでもある。
特徴:
海の色をエメラルドグリーンとたとえるように、はっきりと明るいグリーンの色が美しい石です。又、クレオパトラが愛した石としても有名です。石が結晶になるときのきびしい環境が影響して、石の中に内包物があるものが多いです。 大きな結晶ができにくく、大きな石は希少で大変高価です。良質なエメラルドは、コロンビアで多く採れます。 靭性(じんせい)と言ってぶつけたりする衝撃に弱く、割れたりしないように、エメラルドカットという、四角形の四隅をカットしたカットが生まれたほどです。 落としたりしないように注意しましょう。
おすすめの加工:
エメラルドは小さくても大変高価な石です。また、硬度が低いので石に負荷がかかるような留め方は出来ないため、留めの種類も限定されます。イラストは爪留めのデザインです。爪留めは石に負担が少なくて済みますし、また石の外周が縮んで見えたりしないので一石二鳥でお勧めです。エメラルドには暖かみのあるイエローゴールドが相性がいいですよ。
6月( June ) パール Pearl ムーンストーン Moonstone

硬度:2.5〜4.5
人魚(ビーナス)の涙という伝説から、美しさのシンボル。身につける人の内面的な美しさを表に引き出す。不老長寿のお守り。

硬度:6
健康と豊かさ、月の神秘的なイメージから身につけると直観力や予知能力をアップさせるといわれる。気持ちを落ち着かせ、穏やかにさせる。
特徴:パール
真珠の輝きは、他の鉱物のキラキラとした宝石とは違い、独特の優雅で柔らかな美しさがあります。真珠は、貝から生まれる、鉱物ではない有機物の宝石です。貝に砂粒などが入ると、貝は自分を守る為、異物を囲むようにアラゴナイト(炭酸カルシウム、蛋白質)を分泌します。その異物を囲んだ層(真珠層)が積み重なって真珠となります。この積層からの光の反射が “オリエント”と呼ばれる真珠特有の虹色の光沢になります。 真珠の品質は、形が真円でキズが少なく、巻きが厚く光沢のよいものが良いとされています。特に品質の良い真珠を花珠と呼びます。
特徴:ムーンストーン
ムーンストーンは和名を月長石といいます。 白色や青色の光がゆらめいて見える特徴があり、月の光のように見えることからこの名が付きました。 このムーンストーン特有の効果を“シラー”又は“シーン”と呼んでいます。 この効果はカリ長石とソーダ長石の 2 種類の層が交互に積み重なった層状の組織によって生じる光の干渉と内部反射作用によるものと考えられています。 壁開と言って石に力が加わったとき、一番弱い方向に割れる性質があるので、ぶつけたり、落としたりしないようにしましょう。
おすすめの加工:
6月の誕生石、パールとムーンストーンは、どちらも石自体がフェミニンなイメージなので、 デザインも石に合わせて可愛らしい雰囲気にするとまとまりやすいです。パールのリングの場合、毎日身に着けるなら10o以下の小さめのサイズを選ぶと使いやすいですよ。ムーンストーンは地金をホワイトゴールドにすると石独特の効果が引き立つので綺麗です。
7月( July ) ルビー Ruby

硬度:9
ルビーの真っ赤な赤は燃え上がる情熱や深い愛情と結びつくと考えられている。血のように赤い、とのたとえから血液を浄化するとのいわれもある。体や心にパワーをくれ、積極的になれる。
特徴:
ルビーの名前の起源はラテン語で赤色を意味する“ ruber ”からきています。 サファイヤと同じ仲間で、コランダムという鉱物です。コランダムは実は色が豊富な石で、透明、ブルー、紫、オレンジ、イエロー、ピンク、赤など様々な色があります。その中で、赤色のもののみをルビーと呼んでいます。 色は、ピジョンブラッド(鳩の血)と呼ばれる鮮やかな赤色で、透明感のある石が、最高の品質とされています。特にミャンマー産のものは、非常に高価です。
おすすめの加工:
鮮やかな赤色が特徴のルビー。小さくても石にインパクトがあるので、周りの枠はすっきりとシンプルにまとめたほうが普段使いやすくなります。イラストのようにホワイトゴールドやプラチナなど白い地金と組み合わせると爽やかにまとまります。イエローゴールドと組み合わせると大人っぽく艶やかな印象に。
8月( August ) ペリドット Peridot

硬度:6.5〜7
太陽のパワーを持つと言われ、その美しいオリーブグリーンから心を落ち着かせ、ネガティブな気持ちからポジティブな気持ちを取り戻すよう明るく導く。夫婦和合のお守り、お産や出世のお守りとも言われる。
特徴:
美しいオリーブグリーンの色から、オリーブ色という意味のオリビン( Olivine )という鉱物名をもっています。 その中で、宝石にできる良質のものをペリドットと呼んでいます。 オリーブグリーンが美しく、暗い照明でもキラキラと輝くことから、古代ローマでは、イブニングエメラルドとも呼ばれました。 ビルマのモゴク産、パキスタン産のものは品質が高く希少性があります。
おすすめの加工:
石のもつ明るくポップなイメージを活かすと上手くまとまります。イラストのように他のカラーストーンと組み合わせても楽しいですよ。 イエローゴールドと組み合わせるとカラフルで楽しいイメージに。ホワイトゴールドと組み合わせるとすっきりと爽やかなイメージに。
9月( September ) サファイア Sapphire

硬度:9
澄んだ空のように明快で冷静な判断力、豊かな直感力で恋や仕事の正しい判断ができると言われる。真実の愛、美意識、幸運のお守り。
特徴:
サファイヤとルビーは同じ仲間の石で、コランダムという石です。 コランダムは実は色が豊富な石で、透明、ブルー、紫、オレンジ、イエロー、ピンク、赤など様々な色があります。 その中の赤色のもののみをルビーと呼び、その他の色の石をサファイヤと呼んでいますが、 一般的に、単にサファイアといえば青色のブルーサファイアの事を指します。 ブルーサファイアの色はコーンフラワー(矢車草)の花のような澄んだ青が最高といわれています。
おすすめの加工:
深いブルーが幻想的なサファイア。小さくても高価な石です。石の持つ知的なイメージに合わせて、デザインもシンプルにまとめてみてはいかがでしょうか。ホワイトゴールドやプラチナなど白い地金と組み合わせてスッキリとした印象に。
10月( October ) トルマリン Tourmaline

硬度:7〜7.5
ピンク色から愛と思いやりを表す。心と体を癒すことによって気持ちを高め、人を愛す心を呼ぶ。トルマリンは摩擦などによって電気を帯びる性質を持った石。運を引き寄せるといういわれがある。
特徴:
トルマリンは結晶をあたためたり圧力をかけたりすると、結晶の両端にそれぞれプラスとマイナス極ができ、 静電気がおきる、というおもしろい特徴があります。そのため和名で電気石と呼ばれています。 色は実に豊富でピンク、青、紫、黄、オレンジ、透明などさまざまな色があり、トルマリンの語源はシンハリ語のトルマリ(色の多い)が由来とされています。 中でもルビーレッドのものは価値が高く、ルベライトと呼んでいます。
おすすめの加工:
可愛らしい印象のトルマリンは、石のイメージに合わせて、デザインも可愛らしく持っていくと上手くまとまります。イラストはハートシェイプカットを使ったシンプルなリングです。ダイヤを組み合わせてより可愛らしく。
11月( November ) トパーズ Topaz

硬度:8
イエローは太陽の象徴。心と体の健康を保ち、意欲的に物事に取り組み、決断が必要な時、よい方向に向かう手伝いをするという。
特徴:
トパーズの名前の起源は サンスクリット語で火という意味のタパス( tapas )が語源とされています。 色はイエロー、淡いピンクオレンジ、黄金色が一般的で、シェリー酒のような赤味のあるオレンジは小さくても高価です。 他に、ブルー、白、ピンクなどもあります。 又、18世紀に水晶を加熱処理して、色がイエローに変わったシトリンの事を、シトリントパーズ、ゴールデントパーズと呼んで売るようになり、 紛らわしいため天然のトパーズを、インペリアルトパーズとかプレシャストパーズと呼ばれるようになりました。
おすすめの加工:
上品な印象のトパーズ。イラストのように地金をホワイトゴールドにすると元気な印象に、イエローゴールドはより上品で女性らしい印象になります。石の色が肌の色と似てしまうので、メレダイヤをあしらったり、他のカラーストーンを組み合わせると華やかな仕上がりになります。
12月( December ) トルコ石 Turquoise タンザナイト Tanzanite

硬度:5〜6
災いをさけるといういわれから旅の安全、健康、成功のお守り。人にもらうことによって石のパワーがアップするといわれる。また、何かを人に伝える時、自己表現の力になってくれる。

硬度:6〜7
ネガティブな気持ちを前向きにし、現実を冷静に判断するといわれる。
特徴::トルコ石
別名はターコイズといいます。 トルコ石の歴史は古く、紀元前 3000 年にまでさかのぼります。 ペルシャ、トルコを通ってヨーロッパに渡り、トルコの石と呼ばれたのが、語源です。 トルコ石には、多孔質と言って、表面に無数の小さな穴があいています。その小さな穴から水分が蒸発すると、色が変わりやすい性質があります。 この性質が、石が色を変えて身につける人の危険や、健康状態を知らせるという言われになったようです。 色は、空色から濃いブルー、ブルーグリーンもあります。ハッキリとした美しい空色は、他の宝石にはないものです。 ロビンエッグブルー(こまどりの卵)といわれる空青色がよいといわれます。
特徴:タンザナイト
タンザナイトは 1967 年にアフリカのタンザニアで発見された、新しい石です。 ニューヨーク宝石店ティファニーによって命名されたことにより一躍有名になりました。 タンザナイトは多色性が強く、見る角度によって紫、青、グレーが強くなります。
おすすめの加工:
トルコ石は不透明石のためカボションカットのものが多いのですが、最近ではイラストのようにカットが施された面白いものも出てきました。このような石をメインに据えると、ぐっとお洒落度が上がりますのでぜひ試してみてくださいね。タンザナイトは大人っぽい紫がかったブルーが特徴の石なのでデザインもモダンでお洒落な雰囲気にしてみてはいかがでしょうか。
